Infitec 3Dメガネ
Infitec立体方式の原理
立体投影用プロジェクターセット
全天周映像に最適な立体方式
現在、映像の立体視は、偏光フィルターを用いて左右の画像を分離する偏光方式が主流となっています。しかしこの偏光方式はスクリーンを立体専用の特殊なものに変更する必要があり、立体ドームシアターの多目的な活用や既存施設への普及の妨げになります。また、曲面では明るさが不均一となり、観客の頭の位置や傾きによっても簡単に立体感が損なわれてしまうという問題点があります。そこでシンラドームでは、スクリーンの材質や形状に左右されない新しい立体方式「Infitec」を採用しました。これは特別な分光フィルターによって光を波長別に分離する仕組みで、左右の映像の分離が良く、高画質の立体映像を投影できます。
このInfitecソリューションによるBARCO社製プロジェクターSIM5Rを12台使って全天周に立体映像を投影し、同じくフィルターがついた眼鏡を通して見ることで立体視を実現しています。また、このプロジェクターはフィルターをオン・オフすることができるので、通常のドーム映像ももちろん上映可能です。それだけではなく、プロジェクターを1画面あたり2セット備えていることで、非常に明るい投影や、冗長性の高い長期安定運用も可能になっています。