スクリーン設計図


建設中のドーム骨組み


無指向性スピーカー

継ぎ目が全くないドームスクリーン

シンラドームのスクリーンは、直径10mの半球を18度傾斜させた形になっています。ドームスクリーンはプラネタリウムや全天周映像シアターなどですでに存在し、めずらしいものではありませんが、従来のアルミパンチングプレートを重ね貼りする工法では、どうしても継ぎ目が目立ってしまいます。特に立体視の場合、継ぎ目は余計な情報となるため、全くないことが理想となります。また、20%ほどの大きな開口率で無数に開けられたパンチング(孔)も、画質を劣化させ、立体視効果を著しく減少させます。

そこでシンラドームでは、立体映像の投影効果を最大限発揮させるために、有限会社天窓工房が開発した完全シームレススクリーン「スカイライトスクリーン」を採用しました。さらにInfitecフィルターによる減光を考慮して、純白で反射率が高く、完全拡散面に近い特性を持つ塗装を施しています。この完全シームレススクリーンは、シンラドームが国内初の導入となり、高い映像効果を実証しています。


ドームに最適なスピーカー

通常のスピーカーにとってドーム空間は反響が大きく、最悪の環境となりますが、シンラドームでは天窓工房の「TIMEDOMAIN Yoshii9-Skylight pro」が活躍しています。筒状の頂部にあるスピーカーユニットから、360度無指向性のクリアな音が広がります。このスピーカーは無駄な音圧をキャンセルして純粋な音のみ発生するため、反響もほとんどありません。